書一筋50年!米寿を記念して「白井富代懐古展」2023~高松市美術館~
全書芸スタッフ
かな書道「白富会」を主宰する全日本書芸文化院の運営総務・白井富代先生が2023年4月4日(火)~9日(日)香川県高松市にて個展を開催した。88歳の米寿を記念しての個展となる。
美術館内に入り1階奥の市民ギャラリー入口には、襖に書かれた書が飾られ、遠くからでも醸し出すかな書の華やかな雰囲気。
「まぁ~ようこそおいでくださいました」とお元気な着物姿の白井先生。
書一筋!の50年を全書芸誌写真版作品、書初大会受賞作品、全書芸展出品作品、臨池会師範合格作品、桂紅会書展出品作品などと共に振り返る。
会場中央では、茶道での作品、姪御さま海流賞受賞を記念して着物へ一歌書かれたもの、師・穴吹智栄子先生方との合作と思い入れある作品を展示。
白井先生が書を始めるきっかけから現在までの師の方々の作品も展示された。
- 穴吹智栄子(1913-2017)豊栄会主宰
- 鴨居道(1903-1989)みちとせ会主宰
- 楢崎華祥 桂紅会主宰
50年前、鴨居道先生の作品展を見て感銘を受け、鴨居先生の弟子である穴吹智栄子先生が指導されている「豊栄会」に入会。
その後は、本院名誉顧問である楢崎華祥先生の元で通信教育にて指導を受ける。
全書芸では毎年、地方講習会として山陰・四国地方で書道講習会を実施している。香川→山口→広島と3年に一度は香川県に事務局・講師の先生方も訪れ馴染みのある土地となっている。高松で講習会実施の際には、白井富代先生率いる白富会の皆さんが実行委員となって尽力してくださり、いつも感謝感謝。
全書芸の先人に導かれて50年。これからも白井富代先生ならびに白富会のみなさまのご健筆をお祈り申し上げます。
白井富代懐古展
【主催】白富会
【後援】全日本書芸文化院・高松市美術協会
同期間に高松市美術館の2階では、第49回高松市民美術展も開催されており、書の部では白富会メンバーのみなさんが出品されていました。
香川信子・川田妙子・白井千鶴子・鈴木葉子・田所友子・堤妙子・平野洋子・蓑田美知子・森元清子