福鶴舞う!桑原翠邦の出身地で「第2回十勝書藝展」~帯広市民ギャラリー
全書芸スタッフ
全日本書芸文化院の初代会長 桑原翠邦(1905-1995)の出身地である帯広市で全日本書芸文化院(通称:全書芸)の会員・元会員による「第2回十勝書藝展」が2023年6月29日(木)開幕。
JR帯広駅の地下1階。
千葉豊翠・須藤蘭雪・髙橋玲光・永田佐和・飯澤澄佳・八木沼彩葉 6人の実行委員メンバーによる合作【特別企画展=大福鶴と大扇面展=】が会場入口で来場者を迎えた。
北海道にゆかりのある書道団体「全日本書芸文化院」。本展は、社中を超えて全書芸に所属する会員・元会員の作品が一堂に会した。
出品者134名、臨書・創作の作品総数157点の他、友好出品として函館から工藤文園・高橋玉堂、札幌から松本光彗、網走から久田房子の書作品も並んだ。
学生部のコーナーでは、半紙作品と子どもたちの写真とともに【鶴に願う】鮮やかな展示が目を引く。
会場奥には、【桑原翠邦先生顕彰展】として全日本書芸文化院の初代会長であり、昭和47年(1973)67歳より東宮御所書道御進講(皇太子殿下浩宮様:今上天皇陛下の書道学習に奉仕)の桑原翠邦先生の作品3点を展示。
昨年2022年に第1回十勝書芸展を開催し、今年も細部に白樺を使用したり、3m30cmの書作品を利用した大福鶴など十勝人らしさが感じられる。宙に舞う福鶴にはびっくり!!
実行委員の歴史を大切にしながらも、「今、書の道を楽しむ私たち」の思いを形にした特別企画展の大福鶴と大扇面・桑原翠邦先生の作品が会場を彩っている。
入り口横には、「全書芸」紹介コーナー。
昨年、第1回十勝書芸展にたまたま来場された方が、全書芸での勉強をスタート!今回の第2回十勝書藝展に出品していると伺い、ここ十勝から全書芸のお仲間が増えていくことをこれからも楽しみにしています。
全書芸では、全国書初大会・全国書道コンクール・全書芸展と公募展を開催。
書道始めてみたいな。という方はまず、全書芸誌をお手にとって御覧いただけますと幸いです。
- 2023/6/29(木)-7/4(火)10:00~18:00*最終日16:00まで
- 北海道・帯広市民ギャラリー(帯広市西2条南12 JR帯広駅地下1階)
- 全日本書芸文化院会員、元会員による書展
【主催】十勝書藝展実行委員会
【後援】全日本書芸文化院
リンク
メディア掲載
- 2023-07-01 北海道新聞「力強い筆 時代背景に迫る」4日まで「十勝書芸展」
- 2023-06-30 十勝毎日新聞「古典・古筆書いた160点 市民ギャラリーで十勝書芸展」
参考記事
- 2023-07-27 福鶴舞う!『第2回十勝書芸藝展』幕を閉じる
- 2023-06-02 ″桑原翠邦が求めた書″展…私が見た世界
- 2023-05-20 未来へ繋ぐ「桑原翠邦が求めた書」展2023~岐阜飛騨高山・光ミュージアム
- 2022-07-29 『十勝書芸展』を終えて~全書芸パワー集結!!~