ようこそ全書芸一般部(漢字)~高い展示物との記念写真
土屋彩明
(新潟県見附市)
12月になって、いよいよ全書芸展の展示の季節ですね。
会場に行かれたことがある方なら分かるかと思いますが、ああいった大きな展覧会だと、全紙や半切作品が上段と下段の2段掛けになっていることがあります。
視界いっぱいに作品が並ぶので、いかにも書道展らしくて楽しいですね。
でもこの上段作品と記念撮影をしようとすると、作品も人物も小さく写ってしまうことがありませんか。
高さのある展示なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、写真を並べるとちょっと寂しい感じがしますね。
でもこれはちょっとしたコツがあって、工夫すれば上段の作品とももう少し賑やかな記念写真が撮れるのです。
どうするかというと「カメラを持った人がしゃがむ」のです。
上の画像のように真っすぐ写真を撮ると作品も人物も小さくなってしまうので、下のようにカメラを持った人がしゃがんで斜め下から取るようにするのですね。
こうして上を見上げる形の写真にすると、人物が大きく入る賑やかな記念写真になります。
見上げる格好になるので作品は少し斜めになってしまいますが、全書芸展は展示作品全てが「役員作品集」と「全書芸誌3月号」に写真版で載りますから、記念撮影はこれくらい自由な物を撮っておいても良いでしょう。
「何枚か撮る記念撮影のうちの1枚」としてはアリかなと思います。
ちなみにこの撮り方は、東京タワーやスカイツリーと人物を一緒に写す時によく使われる方法です。
なのでそう珍しい物ではないのですが、書道展の会場ではあまり見かけないのでご紹介してみました。
覚えておくと、全書芸展だけでなく、コンクールや書初め展の展示でも使えて便利です。
よろしければぜひお試し下さい。