十勝・帯広 翠邦浴 vol.1 帯廣神社編①
年が明けて気が付けばもう一月が経ちました。
コロナ禍で昨年予定されていた全日本書芸文化院創立70周年記念行事も残念なことに延期されました。
しかし、沈んでばかりもいられません。
70周年記念を地方からも盛り上げます!
昨年の全書芸誌でも紹介されましたが、私の住むここ北海道帯広市は初代会長桑原翠邦先生の出身地です。
自分の字は一向に上達しなくても、もうこの事実だけを自慢していれば生きていける、そんな気持ちになれる場所です。(笑)
十勝は北海道の中でも書作品を沢山目にすることができる場所です。同時に昨今の「書道ブーム」とやらで、残念ながら良い作品を態々「訪ねて」、「探して」、「立ち止まって見る」ということが少なくなった気もします。
そこで数回に分けて、誰もが“羨むような”この地にある翠邦先生の書作品をご案内してぜひ一緒に「翠邦浴」を楽しんでいただきたいと思います。
元気になりますよ!!(^^)!
帯広で翠邦先生の作品を最初に訪ねる場所はどこかと聞かれれば、いの一番に「帯廣神社」と私は決めています。
翠邦先生の書き姿が神事とも見えることがあるからかもしれません。
帯廣神社は昭和5年県社に昇格しました。
大國魂神(おおくにたまのかみ)・大那牟遅神(おおなむちのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)が祀られています。
帯廣神社の正面に「帯廣神社」の碑があります。
この題字は翠邦先生ではありませんが、その碑陰には先生が書かれた「天皇陛下御在位六十年記念 昭和六十年八月吉日 奉納 小室吉助 桑原翠邦 藤本国夫」があります。
では正面左手に目を向けてみましょう。
帯廣神社祭神・例祭・由緒書きがあります。
読まれる方は少ないようですが、書を嗜む者としては手書きを目にしたら敏感に反応したいところです。(笑)
お詣りの前に心静かに立ち止まって読んでいただきたい「作品」です。
すぐにでも参道へ・・・と逸る心を静めて。
正面右手に社務所があります。
その入り口に「さざれ石」の碑があります。
碑陽にはさざれ石の説明が書かれ、碑陰には「皇太子殿下御成婚奉祝記念 平成五年六月九日」と書かれています。
大きなものではありませんが、なかなかいいでしょ?
それでは参道へ向かいましょう。
参道左手に手水舎があります。
春は参道に桜が咲きほこり、リスが走りまわる姿が見られますよ。(#^^#)
さあ、画像を見ながら皆さんお詣りを済ませられましたか?(笑)
今回はここまで (^^)
次回は帯廣神社にまだまだある翠邦先生の作品をご案内しますね。(^_^)/~