土屋彩明
（新潟県見附市）

前回は「半紙２字・３字作品の名前の書き方」についてお話ししました。

今回は「半紙４字作品のうちの教室で教えている名前の書き方」をご紹介します。

名前が１文字の場合は「大体真ん中くらいの空いているところ」に書くようにします。名前の大きさは「本文のふりがなくらい」が基本ですが、１字だと紙面が寂しくなりがちなので気持ち大きめに書くと良いようです。

名前が２字の場合は「真ん中の線より上に１字、下に１字」が原則です。この課題の場合は左図のように真ん中に２字まとめても、右のように分けても、どちらでも良いと思います。この辺りは名前や課題にもよりますが、１枚ずつの仕上がり次第でも変わってくるので「毎回よく見て、どう書いたら一番格好いいか考えて書きましょう」と声をかけます。

名前が３字、４字と増えても、基本的な考え方は「真ん中の線より上にと下の字数を大体同じにする」で良いと思います。そうすると名前の終わる位置が下がってきますが「本文より上で名前が終わる」ようにまとめるとすっきりします。ただ、本文の４文字目が「一」の場合はその下に文字が入ってもおかしくないですし、何事にも例外はあるというのも併せて教えたいところです。