2020年度ペン字師範合格者の声
全書芸スタッフ
コロナ禍、お家でできることとして人気の高い「ペン字」。
全書芸では『ペン全書芸』というペン字専門の月刊競書雑誌の中で、文学作品や古典・古筆を題材とし、手本揮毫者のお手本で勉強を重ねていきます。
今回は、毎月作品を仕上げ提出を重ねる中で、昇級・昇段をしながらペン字の美しい世界を楽しまれてきた昨年度、2020年度のペン字師範合格者の皆さんの声をお届けします。
ペン全書芸を始めたきっかけ
- 30年前のこと。高校の同窓の先輩から送られてきた、美しい文字で綴られた一通の手紙を受け取った。その文字に現れた流麗さに癒され、思わず涙が溢れた。
- 娘の中学入学時に一緒に始めたペン字。静かに書に集中する時間は心地よい貴重な時間。
- 夫のドイツ赴任に帯同して出会ったペン字。
- 少しでも美しい文字が書けるように。
- 一つのことを継続し会得したい。
- 日常の文字を臆することなく書けるようになりたい。
- 自己流な文字にコンプレックスがあった。
- ペンだこがいつしか滑らかになった頃、定年退職。自筆で書くことを楽しもうと始めたペン字。
- 美しい魅力ある字に憧れて。
- 子どもの頃から悪筆で、文字を書くことはできるだけ避けてきた。
- 人生の大切な節目にはやはり手書き。
- 若い頃、通信でペン字を習ったが、途中で挫折。
- 子どもの頃、習い事で唯一続いたのが書道。
- 日本語の美しい文字を美しく書けるようになりたい。
師範までの過程とこれから
- とにかくペンを持とう、と自分に課すと下手なりに慣れてくるものだと最近思い始めた。
- 私は、左利き。字を書くのがとても大変だったが、教室の先輩や先生からの熱心で細やかな指導で続けることができた。
- 今は、手本に沿って書くことがやっとだが、いつか字から思いが伝わるような書を記すことができるよう己の筆を極めたい。
- デジタルな文字が主流になっている今だからこそ、温かみのある手書き文字は大切。ペン字をこの日本に広げていきたい。
- お手本を見て書くことは少し上達したかなと思う半面、紙へバランスよく文字を配置すること、美しい流れを表現するにはまだまだ鍛錬が必要。
- 初めて付けペンを知った。
- 美しいお手本に少しでも近づけるよう努力。
文字への思い
- 「字は体を表す」
- 「美しい文字は一生の財産」
皆様それぞれの思いで取り組まれているペン字。
これからも『ペン全書芸』で、楽しくペン字の勉強を重ねていただけるよう編集委員および手本執筆者と力を合わせて美しい文字の世界をお届けしたいと思います。
貴重なご感想をありがとうございました。