今さら聞けない業界用語:書道展の種類「社中展」と「公募展」
牽洋
はじめまして。牽洋(けんよう)です。勇ましいイメージの名前(雅号)ですが、一応女。です。
剣道好き・食べること好き・旅行好き・文房具好き・子どもの頃は書くこと大好きな、アラ○―です。
社会人になり、縁あって職場で知り合った先輩に書道教室に誘ってもらってから十数年になります。
『全書芸』の購読歴も十数年経ちました。
10年以上購読し続けている本って貴重な存在ですね。こんなに長い間惹きつけられているのも、活字だけでなく、いろんな人が書いた文字が載っているからなのでしょう。
毎月教本を眺めているだけでウットリ…してます。
師や先輩方に背中を押していただきながら月例競書出品や書初大会・書道コンクール・展覧会など公募展への出品、個展や社中展など書道展へ出かけ、見る勉強。
おっとっと…早速、専門用語がでてきましたね。
書道の展覧会は、広くは「書道展」という言い方が一般的ですが、細かくは「個展・グループ展・社中展・公募展」と主催者の違いによって分類されています。
個展とグループ展はその名の通りですが、
社中展というワードを聞いてもピンっとこない方も多いはず。
私も最初???でした。
『社中展』…一会派の同門生(例:師+その弟子たち)で行われる展覧会
『公募展』…会派問わず、全国・全世界だれでも参加(出品)できる大規模の展覧会
*毎年12月に開催される「全書芸展」はこの公募展に当たります。
全国各地で毎月多くの社中展が開催されています。
書道展の50%はこの『社中展』といわれる展覧会なので、書道業界では頻出ワード。グループ展やこの社中展で日本の書道文化が盛り上げられているといっても過言ではないでしょう。
最後に
—よくあるある!な会話—
Q. 「どちらのご社中ですか??」
A. 「○○会です。」または、「○○先生のところです。」
何歳からでも書の世界へWelcome!!