鬼滅の刃・人気アニメにも書道が見え隠れ
ペンネーム ミスターZ
現在、大人気アニメ「鬼滅の刃」に出てくるフォントが、昭和書体の「闘龍・陽炎」(デザイン毛筆)です(他にも黒龍など出てきます)
主に登場人物の紹介で名前に使われていました(鬼滅の刃 第22話)
フォントとは、パソコン等のコンピューター画面で表示されるデジタル文字の種類(形)や印刷物等活字(書体データ)の事を指し、一般的にネットでのWEB表示はゴシック(パソコンやスマホのシステムフォント、ブラウザのフォント等)が中心になっています
こちらはあくまでデジタル上で使用するように作られていますので実際の書で書かれたものと同じというわけではありませんが、楷書でも何パターンもあったり、他にも数え切れないほどたくさんの種類があります
毛筆フォントは皆さんも年賀状の宛名等で使用された事があると思いますが、書道が上手くなくたって、誰でも毎回同じように綺麗に書けちゃう!(もとい綺麗に文字が打てちゃう)のが最大の強みです
書道の先生でも宛名に使っていらっしゃる場合も…
実際のさまざまな毛筆フォントはどうやって作られているのかはわかりませんが、今回紹介している「闘龍・陽炎」は書家が書かれたものを機械的に処理したものです
「全書芸」が闘龍 「全日本書芸文化院」が陽炎 を使用したものになります
勿論パソコンの毛筆フォントは「書」としての賛否があるとは思いますが、
このフォントを参考にイベント等で子供達に楽しく書かせてみるのも、逆に興味が湧いて面白いかもしれません
以前にもアニオタ(アニメオタク)の姪っ子から、こんな風に書いてほしいとリクエストがあったくらいです
※昭和書体公式サイトで鬼セット(闘龍、陽炎)として、コロナ禍のお客様応援キャンペーン87%オフでフォントを販売しています
ご自分のパソコンにインストール可能です
いつも、ふと思いますが、昔の人が書いた古碑法帖は、現代で臨書されるもの(書体)として認められているのに、現代の人が独自に書いたもの(作り上げた書体)は皆さんが臨書しない…のが残念でなりません