十勝・帯広 翠邦浴 vol.2 帯廣神社編②
前回は皆さんがお詣りを済まされたところまででしたね。(^-^)
それではまた来た道を戻っていきましょう。
参道の半ばほどを戻って左手に入ると、木の間から巨大な石碑が目に入ります。
帯廣神社の中で最も見ごたえのある「神徳長照」です。
境内のシンとした空気の中で聳える碑を前に、思わず背筋を伸びます。
この作品は昭和62年、翠邦先生82歳の時のものです。制作当時の様子がビデオに残っていますが、神仏に作品を納めるときの書き姿もとても素晴らしいのです。
又参道へと戻り、社務所の前に行きましょう。
正面に「帯廣神社社務所」銘があります。
この書風も翠邦先生の作と一目でわかるものです。
篇と旁の妙。
そして真ん中に三つ並んだ「しめすへん」。
見過ごしがちですがよくよく見ると
「へぇ~」というところが沢山!
それでは社務所の中にある作品を拝見しましょう。
2階和室に全紙対幅「蔵春」・「春堂」があります。
平成3年8月に帯広百年記念館で開かれた「桑原翠邦書展」でも展示された作品です。
この結体美。
堂々と、深く、静かに、輝いて見えませんか?(^-^)
帯廣神社にはまだまだ翠邦先生の作品があります。
改めて神社にお願いをして拝見させていただこうと思っています。
最後にちょっと珍しいものご紹介しますね。
帯廣神社でお神酒を包む紙です。
ここにも翠邦先生が!!
もう翠邦浴で心がかなり「日焼け」しますね。(笑)
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