神錦帖(かんきんじょう)vol.5  First Attempt(初の試み) - 昇段級試験課題添削会

全書芸スタッフ

会員の皆様もご存知の通り、地方の講習会及び、東京の講習会が今年も中止となりました。東京の書道講習会については、服部大超実行委員長・北山成子実行委員かな主任のもと、実行委員会と主任会議を開き、資料の確認や当日のスケジュール、役割分担等、入念な打合せを完了していたのですが…。

代わって今年開かれたのが、「昇段級試験課題添削会」。その名の通り、師範部または一般条幅部の昇段級試験を受験される方向けの添削会で、現在、準師範や段位の会員が対象。東京の書道講習会でいうところの、Ⅱ部・Ⅲ部ですね。

全日本書芸文化院の事務局にて、2021年6月5日(土)と6日(日)に開催されました。参加者は、漢字部23名、かな部30名でした。北海道や新潟からご来社いただいた方も(!)。

添削講師は、漢字が服部大超書道講習会実行委員長(時に厳しく、されど褒め上手)・吉田菁風副代表(立ちっ放しの熱血指導!)・水越幽峰運営委員長(相手に寄り添う的確アドバイス)・古谷春峰編集長(小粋な駄洒落を交えつつ(笑))の4名に、目良丹崖代表がサポート役に。かなは、北山成子書道講習会実行委員かな主任(筆遣いから親切丁寧な指導)・杉浦華桂運営総務(知的に受講者を叱咤激励)・加藤泰玉編集委員(経験豊富で引き出し多し!)・坂東保枝運営総務(優しさ溢れる受講生思いの添削)4名に、小林幸子総務長がサポート役として加わっていただきました。

神錦帖(かんきんじょう)vol.5  First Attempt(初の試み) - 昇段級試験課題添削会



受講者は、1名につき12分刻みでそれぞれ4名の講師に対面で添削を受けられるという内容(なんだかお得な気が!?)。時間の関係上、受講者はその場で作品を書くことは叶いませんでしたが、ポイントとなる箇所や・苦手と思われる所の筆使いなどを講師の先生から直接指導を受けておりました。講師の巧みな筆さばきに驚愕…。さらには、普段使っている筆が作品作りに適しているか、落款の大きさや位置、色までもご指導!受講者にとっては、目から鱗のアドバイスも多かったようです。皆様、本当に熱心にメモをとっておられました(普段の書道講習会では、見られなかった光景です!)

神錦帖(かんきんじょう)vol.5  First Attempt(初の試み) - 昇段級試験課題添削会



参考作品は、今回添削指導に当たられた講師の作品を中心に、漢字・かな共に16点の作品を展示。添削が終わった後、受講生の方々は思い思いにスマホでパシャリ。参考作品の解説を目良代表と小林総務長が丁寧に行っておりました(羨ましい…)。こちらも試験課題に取り組むにあたり、かなり参考になったのでは。

神錦帖(かんきんじょう)vol.5  First Attempt(初の試み) - 昇段級試験課題添削会

神錦帖(かんきんじょう)vol.5  First Attempt(初の試み) - 昇段級試験課題添削会



ご参加いただきました受講生の方々、添削指導にあたられた講師の方々、本当にありがとうございました。事務局としても今後、このような形を模索していきたいと考えております。



早速ですが、次は、12月の全書芸展(9月27日〆切)の作品制作に向けて相談会を2021年8月1日(日)に実施します。こちらもご参加をお待ちしております。詳細はこちら。