全書芸展2×8の書作品を自宅で楽しむ工夫
牽洋
以前、一緒にお稽古をしていたお仲間から「私が最後に全書芸展に出品したニハチ(2尺×8尺・60cm×240cm)の作品を額に入れたいのだけれど、どのくらいの予算で額に入れられるかなぁ」と連絡をいただきました。
2×8サイズの作品は大きいので、飾って鑑賞するのも大掛かりになりますよね。
私も以前自宅の壁に飾った時は、全書芸から返却されたものを平らにならしてからただ壁に貼りつけるので精一杯でした。私も知りたい!と思い、
早速、青戸の筆墨店「一照堂」(東京都葛飾区青戸3-40-7)に連絡をして予算を伺いました。
アルミ枠が一番軽く、薄く、下にいくほど額の厚みも出て重くなるということでした。
参考:2021年9月現在(10月以降価格改正)
- アルミ枠見込17mm作品裏打ち貼り込み¥80,190~(税込み)
- 見込30mm作品裏打ち貼り込み¥104,940~(税込み)
- 木枠作品裏打ち貼り込み¥137,500~(税込み)
- 裏打ちし直し+¥10,000
- 送料は時価
全書芸展に出品して戻ってきた作品を額に入れて鑑賞するという楽しみを思い出させてもらった良い機会でした。
そして、数日後。
「今回は、額は発注せず、家にあったリボンテープを枠の代わりに貼ってしばらく鑑賞することにしました」と写メを送ってくださいました。
素晴らしい工夫にさすが!!
自宅で楽しむ素敵なアイデアに感動しました。
これなら展覧会に出品した作品をそのあと自宅でも気軽に楽しめますね。
枠があるのとないのとでは違いが歴然。
何よりも嬉しかったのは、当時、自分が書道を始めたばかりの頃、センス良いなぁと思って、いつもうっとり眺めていた憧れの先輩の作品をまたこうして久しぶりに見られたことです。
また、一緒に筆を持てたら嬉しいな…。