ぶらっと見て歩き①ー全書芸展ー2021/12/9~12/20(於国立新美術館)
全書芸展がいよいよ近づいてきました。
今回は全書芸展の特色や書展の見方などを2回にわたり、簡単にご紹介していきたいと思います。
全書芸展について
今年で50回展となります。
この展覧会の最大の特色は多くの書道団体が所属している点にあると思います。
ですから、~派とか、~流等の他展によくみられるような偏りがありません。
非常にリベラルな書展と言えると思います。
次に大きな特色として上げられるのは、「臨書作品」が大変多いという点です。
全書芸は立ち上げた時から古典の重要性を主張してきています。
古典の臨書を、書を学ぶ根幹においています。
他展では、ほとんど臨書部門は設けられていないのが現状です。
全書芸展では、当初より創作部門と臨書部門を設け、臨書の重要性を示し、その普及に務めてきました。
臨書も創作と何ら変わる事のない意義を持っていると考えています。
全書芸展の部門
- 漢字・かな部門 ※ 近代詩文や篆刻部門はありません。
- Ⅰ部 (聯落以上の大作)・Ⅱ部 (半切以下)
- 創作・臨書
以上の部門に分かれています。
Ⅰ部は大作、Ⅱ部は半切以下で出品できます。
どなたにも出品しやすいようになっています。
会場イベント
会場解説
ぶらっとギャラリートーク
※ 本年度より催される新企画です。
解説を聞きながら鑑賞する事を是非おすすめします。
より理解が深まると思います。
第49回 全書芸展役員の作品を一部ご紹介します
代表 目良丹崖
副代表 吉田靑風
運営委員長 水越幽峰
総務長 小林幸子
次回は書展の見方の参考になるような内容を書きたいと思います。
お楽しみに!
【第50回全書芸展 開催案内】
■会期 2021年12月9日(木)-20日(月)
*10:00-18:00(最終入場は17:30)
*12月14日(火)休館
*最終日は14:00閉展( 最終入場は13:30)
■会場 六本木・国立新美術館 2階(展示室2B・2C・2D)
東京都港区六本木7-22-2
TEL:03-6812-9921(会期中)
■後援 文化庁・東京都
■入場 無料
■展示 公募・無鑑査・展覧会委員・委嘱役員小品の1,309点
■特別展示 近世大家遺墨8点・全国書道コンクール優秀作品300点