粋だね!書道用品に出会える旅館・ホテル3選+α
牽洋
ご訪問ありがとうございます。
生活の中の書道をテーマにお届けするコーナー。
今回は、書とセットで楽しみとしている「旅」の話題です。
10月11日からは全国旅行支援(全国旅行割)スタートのニュース!
Withコロナ時代の旅は、1~2時間で行けるご近所旅行「マイクロツーリズム(星野リゾート)」、ワークとバケーションを組み合わせた「ワーケーション」、自宅や近場で休暇を過ごす「ステイケーション」、分散型旅行の「ずらし旅(JR東海ツアーズ」などの言葉が登場し、新しい旅の形が注目されていますね。
旅館やホテルでは「書くこと」に個性が出ているのを感じる昨今。
特にここ数年で新しくオープンしたホテルでは、インバウンドを強く意識した内装が目立っています。外国の方に日本文化を味わっていただきたいと、和を取り入れたコンセプトが私たち日本人にとってもスーッと心に馴染みます。
滞在先で心を掴まれた今までに出会ったことがないちょっと珍しい、これ、いいね!をご紹介したいと思います。
メズム東京 オートグラフ コレクション
東京都港区海岸1丁目10-30(浜松町駅より徒歩6分)にJR東日本グループがマリオット・インターナショナルと提携し2020年4月に開業したホテル「mesm」
ヨウジヤマモト・BULK HOMME・猿田彦コーヒー・不二家・CASIO・YAMAHAなど数々のコラボレーションがホテル内にギュッと凝縮されています。
客室に電子ピアノが設置されているのには驚きでした!
JRバス関東により東京駅⇄竹芝地区の無料巡回バスもあるので東京駅に到着してダイレクトにホテルへ行けるためアクセスも良いです。
部屋のベッドサイドに準備された「書く」コーナーには
メモ帳サイズの毛氈(下敷き)+文鎮+筆ペン(メズム東京×呉竹オリジナル)が。
オリジナル筆ペンの色は、竹芝の雰囲気に合わせてブルーブラック?ミッドナイトブルー?のような深い落ち着いたブルー。
お部屋でペン字を楽しめる粋なセットです。
ホテルについたらタスク書きからスタート。笑
滞在先ではメモパッド+ボールペンが主流な中、calligraphy penとして外国の方でも日本の筆ペンを味わえる筆記用具のセレクトがgood!でした。
ホテルインディゴ箱根強羅
エントランスには人力車の展示が目を引く2020年2月開業のシンプルモダンな全室温泉付ホテル。
ロビーの天井には、麻の葉模様の内装、客室には、箱根の伝統工芸品の寄木細工と、和と洋の融合が止まりません。
部屋に入ってまず目に飛び込んできたこちらのミラー。
よく見ると、この全身鏡には風帯風のデザインもついていてすぐに掛け軸だ!と客室に入って早々、一番テンションの上がるアイテムでした。お軸に見立てた軸装ミラーとは面白い発想ですね。おっしゃれ~い!
温泉旅館とホテルを上手く融合した客室内には、オリジナリティ溢れるBarコーナーやアメニティの数々が驚きと発見を与えてくれました。
強羅花壇
関東エリアで一度は訪れてみたい憧れの宿として必ず名が挙がる宿。
こちらは誕生日の記念に宿泊した友人からの提供写真です。
「部屋に書道セットがあるよ!」と
チェックイン後いち早く、2枚の写真が送られてきました。
「貴重!せっかくだから墨を磨って、何か書いてね」と返信。
過去にペン全書芸でペン字に励んでいた彼女ですから、筆をとってくれたことでしょう。
書道セットのある旅館は珍しい。客室内のサービスは女将やオーナーのセンスが出るところで、宿泊の際の楽しみの一つになっています。
「書く」道具にあえて管理の手間がかかる書道セットを提供している貴重な旅館ですね。
最後にプラスα…
こちらは、いつか訪れてみたい宿。
星野リゾート 界 長門
星野リゾート系列のおもてなしをまだ一度も味わったことがないので、今後の楽しみです。
日本各地で個性的な伝統工芸、芸能、食などの文化を楽しむことができる「ご当地楽」がおもてなしとして用意されている星野リゾート界。
界 長門では、山口県の伝統工芸品である赤間硯で墨を磨り、筆で文字を書く「大人の墨あそび」が楽しめるようです。
ご当地楽により滞在が更に楽しいものになりますね。
これからも旅先で出会う「書くこと」への個性溢れるサービスに期待。
思いがけず書道セットがあったら、墨を磨って一筆入魂のチャンス!です。
とはいっても、ギクっっ。
墨の磨り方や小筆の扱い方に自信がない~という方は、全書芸でYouTube動画があります^^↓↓