子どもの稽古日記①~筆リレー
総務 小林桃筌
コロナ前は1年に1回ほど楽しんでいた『筆リレー』を久しぶりにやりました。
私たちの教室で『筆リレー』と呼んでいるそれは、漢字やひらがなを1人1画書いたら次のお友だちに筆(バトン)をまわしていくというものです。稽古は1人で紙に向き合う時間ですが、『筆リレー』をするとドキドキと楽しさを皆で共感できて、一体感を味わえるようです。
先日、はじめて新1年生と新3年生の女の子が挑戦しました。やり方を話すと、始まる前から「きゃあ~」「どきどきしちゃう」「やりたい!!」と興奮気味でした。
「私が紙を押さえてあげるね」「がんばれ!!」とお友だちを思いやる言葉をかけてくれたり、私が『な』の3画目に当たったら「先生、ちょっとしか書けなくてかわいそうだね」と言ってくれたりしました。
↑さぁ~がんばるぞ!!
↑紙をおさえてあげるね
↑とん・すー・とん と言いながら書くと上手に書けるね
↑がんばってね~
↑空間を見定めて・・・とん!!
「た」「は」「な」の三文字だけ書く予定でしたが、「もう一枚『は』を書きたい」と言われて書きました。そして出来上がったのが・・・
↑「はなたば」になりました
子どもたちの柔らかな発想力に、感心させられた時間でした。