近況報告 その3
ペンネーム悪筆子
家族が入会して半年、添削なし、書道を習った経験無しで7級まで昇級した。
器用な人の多い家系で舅は頼まれて賞状の毛筆書きをしていたと聞いてはいたがすごいスピードの昇級である。
筆さばきもうまく、同じ筆なのにいつもガサガサになって四苦八苦している私とはえらい違いである。あとはお任せしてこちらは全書芸を引退しようかとさえ思う。
ただ器用できれいなだけの字ではないようでなんとかバカではないがひょっとして書家としての逸材ではなどと思ってしまう。
字を書くのが落ち着いて好きだと言い、いつも締切間際に30分練習するだけである。書初めの隷書にも挑戦したいとのこと。身近の思わぬ書道大家の出現に嬉しい驚きを覚え、全書芸との長いご縁をしみじみと思う。
楽しみながら続けるのももいいのではと肩の力がふっと抜けた最近である。