第十五回記念芳静会選抜書展:2024年3月18-24日@東京・銀座アートホール
全書芸スタッフ
桜の開花を待ちわびる3月下旬。
東京・銀座コリドー街の銀座アートホールにて全日本書芸文化院の運営総務 田原芳琴先生主宰『芳静会』の第十五回記念芳静会選抜書展が開催。
芳静会では毎年、教場のある千葉県松戸市で「秋の書展」を開催し社中のかな書作品を発表。出品者有志によって3年に一度の銀座での選抜書展が15回目を迎えられました。
社中の最高年齢91歳のメンバー2人も参加している驚きの書展です。
出品は、主宰の田原芳琴先生を含め11名の『芳静会』メンバー。
折帖「源氏物語和歌四十五首」の作品は、スペインで料紙の個展もされた料紙作家から提供の貴重な45枚の料紙に一発勝負で書き上げた作品とのこと。
濃さの異なる5枚の用紙を重ねた重ね継ぎ(かさねつぎ)の技法がわかるように展示されている。
それぞれ書きたいものを紙面に工夫し作品に仕上げられています。
須藤幸枝さんの扇面を2枚重ねS字のデザインの作品が斬新!
和田恵子さんの扇面4枚の作品は、5枚目に小さな扇面に印が押され、数よく5枚に仕上げられた構成で小さな印のみの扇面がキュート!
日常の中で書を楽しんでおられる芳静会のメンバーの皆さんの作品発表を楽しく拝見できました。第15回記念の選抜展の開催おめでとうございます。
【主宰】
田原芳琴
【出品者】
須藤幸枝・芹澤和風・田原恵琴・椿栄子・中村孝子・並木郁子・長谷川和子・本間加苑・松尾和子・和田恵子