書道講習会に一歩踏み出して良かったこと~北海道札幌かな講習会2018~
牽洋
かなの勉強をスタートしてしばらく経ったころ。
いよいよ条幅を書く!という段階になって、
さぁ、
条幅用の紙は?
条幅用の筆は?
古筆の臨書から条幅作品にする際の書き方は?
などなど、わからないこが諸々と出てきました。
思い切って、北海道札幌のかな講習会(2018)に参加。
今でも忘れないのが、隣の席に工藤文園先生。
初心者の私の隣にベテランの先生を配置してくださる実行委員の方々の気配りには感謝です。
書きながら墨がすぐ枯れて半べそをかきながら困っていると、「こうすると良いよ」とコソっと墨の含ませ方のアドバイスをくださったことがとても印象に残っております。
添削していただく以前のアレやコレや。持参した道具一つをとっても、参加者の皆さんがどのような準備で来られているかとても勉強になりました。
北海道かな講習会では、受講生の皆さんの作品が壁一面に貼られ、圧巻。
自分の作品を批評してくださる時間は、ケチョンケチョンに打ちのめされるかと覚悟していましたが、一人ひとりのレベルに合わせて温かいアドバイスをくださったのがホッとした瞬間でした。
全書芸誌でよくお名前を拝見する方が会場にいらっしゃったり、作品を目の前で見ることができたり、受講生みなさんの作品批評が聞けたりと、とても充実した時間になりました。
そしてそして、講師の先生方の参考作品が壁一面にずらーっと並ぶと、受講生が一斉に作品の前に集まり、目の輝きキラリ☆
いつもと違った空間で書く&見る機会は、良い刺激になります。
不安だった初めてのかな講習会の2日間でたくさんのお土産ができました。会場は、全書芸誌で勉強する同志のような空気で、黙々と書と向き合う貴重な時間を共有できた喜びがありました。
まだ講習会に参加されたことのない方、一歩踏み出してみるといつもと違う感覚で書を楽しむことができるので、お勧めです。
これから初めて参加される方は、充実した2日間になりますように。
キャリーケースに詰めた文鎮が保安検査場で引っかかるのが気になっているのですが、対策はあるのでしょうか。。。。