お習字こども質問箱~漢字とひらがなカタカナ、一番古いのは?
土屋彩明
(新潟県見附市)
Q 漢字とひらがなとカタカナ、一番昔からあるのはどれですか?
A 漢字です。ひらがなとカタカナは漢字から生まれました。
漢字は今から3000年以上前に、古代の中国で生まれました。
最初の漢字は『甲骨文字』(こうこつもじ)といいます。
これは動物の骨やカメの甲羅で占いをして、その結果などを骨や甲羅に刻み付けた文字でした。
これがずっと書き継がれて整理されて、今のような漢字が生まれました。
ひらがなとカタカナは、今から1200年くらい前に日本で生まれました。
その頃には日本にも中国から漢字が伝わっていましたが、文字が漢字だけでは日本語を書くのに不便です。
そこで作られたのが、ひらがなとカタカナでした。
実はひらがなやカタカナには、一文字ずつに「元になった漢字」があります。
例えばひらがなの「あ」の元の漢字は「安」、「い」の元の漢字は「以」です。
言われてみると、元の漢字にちょっと似ているような気がしませんか?
この辺りの歴史は国語の授業でも習うはずです。
興味のある人はぜひよく聞いていて下さい。
夏休みの自由研究にもおすすめです。
ひらがなやカタカナの元になった字は、国語便覧などに載っていることがあります。