滝口蘭邦主宰書道教室10周年と鴨川市制20周年を記念して「第5回雄山書院展」~鴨川市郷土資料館~

全書芸スタッフ

千葉県鴨川市の全日本書芸文化院認定教場である雄山書院が開設10周年となり、社中展の開催も2025年3月16日(日)第5回目の初日を迎えた
今回も会場入口には亡き滝口雄山先生のお写真が飾られ書展の開催を温かく見守っている


会場となった鴨川市郷土資料館の目の前には、2025年に市制20周年を迎える鴨川市役所がある
雄山書院と鴨川市、共に節目の年となることから、展覧会場には記念の作品が並んだ

鴨川市民の歌「夢よとどけ」

鴨川市制施行20周年を記念して制作
「鴨川市民の歌」長谷川孝夫 前鴨川市長揮毫
「夢をとどけ」鈴木希彦 教育長揮毫
の表題でスタートした作品は、書院生全員で市民歌を書き、装飾の菜の花で彩られた

書道パフォーマンス作品

桜の木をモチーフに桜の木の周りには書院生の名前が入り、出会いに感謝の気持ちを込めた大作が展示された
その横では、体育館で書院生たちがこの作品を書きあげるまでの制作過程がプロジェクターに映し出され、思いのこもった作品ができるまでを映像で見ることができた
主宰の滝口蘭邦先生も知らずに、サプライズで進められたこの企画に、来場者もこの映像を見ながらじわりとした喜びと感動がこみ上げる

菅田将暉主演映画「ミステリと言う勿れ」での文字提供

2023年9月15日公開されたフジテレビ開局65周年記念作品 映画「ミステリと言う勿れ」の中で使われた文字を担当された滝口蘭邦先生
沢山の苦労を経てその様子を一部公開され楽しく拝見

滝口蘭邦主宰書道教室10周年と鴨川市制20周年を記念して「第5回雄山書院展」~鴨川市郷土資料館~映画ミステリと言う勿れ菅田将暉

遺墨・賛助出品

滝口雄山・蘭邦先生の師であり、全日本書芸文化院の前々代表であった大倉谷山先生はじめ、前代表の目良丹崖先生、大倉谷山先生の教え子であった石川升心先生・中村一誠先生、そして滝口雄山先生と友好のあった東海林春泉先生の書作品が展示された

展示作品



年々と成長していく中で、20歳を迎える書院生は、バッグに「酒」と書いたり、安房高校柔道部の主将になった榎田翔さんは、部室に飾る書「平常心」を制作したりと成長の過程を書作品で表現している

鴨川市民の歌・半切・半紙・ペン字・豆色紙・一文字葉書・小学生硬筆・トートバッグ・書道パフォーマンス作品とバラエティーに富んだ作品が発表され、実行委員である保護者の方々の知恵が集結した心温まる展示となった


房総の海と菜の花の黄色い景色を求めて来年も楽しみだ


雄山書院のあゆみ


1983年4月 滝口雄山主宰で開塾後、2016年9月15日、初代主宰の滝口雄山(全日本書芸文化院運営総務)逝去により、2017年、遺志を継ぎ蘭邦主宰にて再開

第5回雄山書院展令和7年2025鴨川市郷土資料館大倉谷山滝口雄山目良丹崖石川升心東海林春泉中村一誠滝口蘭邦

第5回雄山書院展

  • 2025/3/16(日)ー23(日)10:00-16:00
    *17・21休館
    *最終日は13:00まで
  • 千葉・鴨川市郷土資料館 1階展示室(鴨川市横渚1401-6)
  • 雄山書院 教室案内

【主宰】
滝口蘭邦

【遺墨】
大倉谷山 滝口雄山

【賛助出品】
目良丹崖 石川升心 中村一誠 東海林春泉

【出品者】
荒井洋子 荒川一江 伊藤葉子 植村浩月 榎田翔 加藤惠子 加藤操天 角野由佳 角野陽子 川名美邦 木村契子 齋藤美惠子 坂井寛 鈴木裕惠 関田美彩 代見由規 滝口翔子 滝口通史 富永幸子 豊嶋晟奈 西川勢津子 藤﨑美耶子 前田美智子 松本聖子 村田蒼介 村田教行 渡辺育子
角野杏佳 唐鎌さくら 神田美緋奈 猪込莉子 髙橋七海 水島和咲 吉野汐織その他小学生